無事にライブも終わり最後の日へ

今これを書いているのはライブが終わりラボでの最後の1日を過ごしたあと
真夜中 24:30
泊まっている宿の目の前の通路(まさしくそれは道路ではなく通路と言って良いだろう)では土曜日の夜の時間を楽しむ人たちで賑わっている
お店でお酒を買い、1月の寒空の下でも彼らは楽しそうにその宴に声をあげているのが窓の外から聞こえる
僕は僕で戻ってきたあと熱めのシャワーを浴びてこのタイプライトを始める
スマートフォンからキース・ジャレットのソロアムバムを流しながら

今日(現地時間明日)はこれから一眠りしてから空港へと向かう予定
この旅で得たものはかけがえのない僕の人生の宝となり欠片となることだろうと思う
世界中を襲ったコロナというウィルス(もちろんそれは完全な収束ではないとしても)
僕自身その期間を含めて本当に久しぶりの海外
久しぶりに触れる日本以外の場所での空気感とその感情

incarnation デザイナーの小川さんともこの宿泊先で(昨日の夜ご飯を皆で囲み、その手前の時間をこの部屋で過ごした)

「違う空気の中でまた違った世界を感じると作る(売る)モノ、作りたい(売りたい)モノ、も変わりますよね」

と話をした

旅の間の1週間実のところほとんど寝ていない
もともとの不眠症に加えて眠りにつく場所やベットが違うだけでも普段から寝れないけれど、きっとそれ以上にこの時間が愛おしく貴重に思ったことが大きいのだと思う
(もちろん若干体は限界だけど)
旅中可能な限りこのブログを毎日書いたけれど、もちろん伝えれることは本当に限られた中であるし通信環境や凡ミス(持ってきた古いMacBook AirにはSDカードが挿さらないからiphoneの写真しか載せれない)もあった
帰ったのちかなり時間は掛かりそうだけれど撮ってきた写真や動画(これが多い)を編集しながら改めていろいろと伝えていきたいと思っている

能登地震の話

こっちでも小川さん夫妻やスタッフとその話もした
出来ることはなんなのか
そんなことも

(ピカソ美術館 ドラマール)

(ピカソ美術館 マリーテレーズ)

こういった話もまた後日書こうと思うけど、先日パリでの最終日
少しだけ時間が空いた時に小川さんが「ウラノさんせっかくのパリだしピカソ美術館行きたいでしょ」と街巡りの途中でわざわざ気を遣って立ち寄ってくれた(しかも「こういう場所はそれぞれの時間軸でゆっくり見たいでしょうから自由行動にしましょう=本当に気遣いの人=Mr. Keita Ogawa)

ドキドキした

だってマリーテレーズ(愛人その1)とドラマール(愛人その2)が壁と壁との向かい合わせで向き合っている・・・(オルガ=奥さんはここには居ない)

僕にとってはあまりにもそれは刺激的で恍惚の時間
たぶん生涯忘れない

のちほどペルージャを離れて帰りはローマ空港からパリ シャルルドゴール空港でのトランジットののちに羽田へのフライト 約14時間
帰りも小川さんが空港まで送ってくださる(ありがたすぎる)
きっと飛行機の中でも僕はずっとなにかをメモして過ごすのだろう

この旅を持ち帰り
伝えること
この先のために

未来のために

無事に日本へ戻ったら少し休んで
また僕は僕の新たな旅へ向かいます

伝えられること
まだまだ
たくさん
沢山
在る

自分の命を降り掛けるように
この血を注ぐように

その為の旅だったと思っています

 

( 週刊日和 )

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

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